ギャンブルをやめるためのアプリには、継続を記録するもの、セルフチェックや相談を支援するもの、ギャンブル関連サイトへのアクセスを制限するものがあります。何を変えたいかによって、選ぶべき機能は異なります。
この記事では、3つのタイプの違いを整理し、実際に利用できる6つのアプリがそれぞれ何に役立つかを比較します。アプリを選ぶ前に確認したい点も紹介します。
結論|目的に合うギャンブル対策アプリを選ぶ
ギャンブルをやめるためのアプリは、機能の多さだけで選ぶものではありません。やめた期間を記録したい、自分の状態を振り返りたい、サイトへのアクセス自体を減らしたいなど、何を変えたいかで選択肢が変わります。まずはそれぞれのアプリの役割を比較しましょう。
| アプリ | タイプ | 主な特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| NextMe | アクセス制限 | 日本で利用されるギャンブルサービスの登録済みドメインへの接続制限、解除時のサポーター通知、継続日数の表示 | 競馬・競輪・競艇などのサイトをスマホで繰り返し開く環境を変えたい人 |
| ギャンブル禁止カウンター 賭け断ちぬ | 記録・継続支援 | 継続時間、避けられた負け金、目標の可視化 | ギャンブルをしなかった期間や節約額を記録したい人 |
| I Am Sober | 記録・コミュニティ | 習慣記録、目標管理、コミュニティ | 記録や他の利用者とのつながりを継続に活用したい人 |
| Day See | セルフチェック・相談支援 | セルフチェック、日誌、振り返り | 自分のギャンブル行動を振り返り、相談につなげたい人 |
| BetBlocker | アクセス制限 | 無料で利用できるギャンブル関連サイト・アプリへのアクセス制限 | 費用をかけずにアクセス制限を試したい人 |
| Gamban | アクセス制限 | オンラインギャンブルへのアクセス制限 | オンラインギャンブルへのアクセスを制限したい人 |
やめた期間や節約額を記録したいなら賭け断ちぬやI Am Sober、自分の状態を振り返って相談につなげたいならDay Seeが候補です。サイトへのアクセスを制限したいならNextMe、BetBlocker、Gambanを検討できます。アクセス制限型でも、対象となるサイトやアプリ、使い方はサービスごとに異なります。
※2026年9月時点の各公式ページに基づきます。機能・対象範囲・利用条件は変わるため、最新情報は各公式ページをご確認ください。
ギャンブルをやめるアプリは主に3種類
1. 記録・継続支援型
ギャンブルから離れた時間や節約額、目標を見えるようにするタイプです。比較した中では、賭け断ちぬとI Am Soberが主に当てはまります。I Am Soberにはコミュニティ機能もあります。どちらもギャンブルサイトへのアクセスを止めるためのアプリではありません。
2. セルフチェック・相談支援型
質問や日誌を使って自分の状況を振り返るタイプです。大阪府のDay Seeには9問のセルフチェックと2種類の日誌があり、記録を相談に役立てられます。大阪府は、治療を目的とするものではなく、支援機関につながるためのツールの一つと説明しています。
3. アクセス制限型
ギャンブル関連サイトなどへの接続を制限するタイプです。比較した中ではNextMe、BetBlocker、Gambanが主に当てはまります。対象範囲、対応端末、解除や利用期間の仕組みはそれぞれ異なるため、自分が使うサービスが対象か確認してください。
ギャンブルをやめるアプリ6つを比較
NextMe
日本で企画・開発されたアクセス制限型です。競馬・競輪・競艇など、日本で利用されるギャンブルサービスの登録済みドメインへの接続を制限します。解除時のサポーター通知と継続日数の表示もあり、サイトを開く環境を変えたい人の選択肢です。対象外の接続もあるため、完全な遮断を前提にしないでください。
ギャンブル禁止カウンター 賭け断ちぬ
ギャンブルをしていない経過時間や、避けられた負け金を確認できる記録型のアプリです。目標や継続の成果を見ながら続けたい人に向いています。iPhone・iPadで無料ダウンロードでき、アプリ内購入があります。サイトへのアクセスを制限するタイプではないため、接続を止めたい場合は別の手段も検討してください。
I Am Sober
ギャンブルを含む、やめたい習慣の継続を記録するアプリです。目標を見えるようにし、コミュニティで他の利用者ともつながれます。一人で記録するだけでは続けにくい人の候補です。iPhone・Apple Watchで使え、無料ダウンロードとアプリ内購入があります。ギャンブルサイトのブロック機能は目的としていません。
Day See
大阪府が提供する無料の相談支援アプリです。ギャンブル行動の目標、日誌、9問のセルフチェック、セルフケア日誌で状況を振り返れます。iOS・Androidに対応し、記録を支援機関への相談にも役立てたい人に向いています。アクセスを制限するアプリや、治療を目的とするアプリではありません。
BetBlocker
ギャンブル関連サイト・アプリへのアクセスを制限するアプリです。iPhone・iPadなどで利用でき、登録不要・無料で制限期間を設定できます。費用をかけずに接続を減らしたい人の候補です。記録型とは用途が異なります。対象にしたいサービスが含まれるかは、利用前に公式情報や実際の動作で確認してください。海外のアプリのため、日本で利用される一部サービスに対応していない場合があります。
Gamban
オンラインギャンブルへのアクセスを制限するアプリです。iOS・Android・Windows・Macで利用できます。7日間の無料体験があり、その後の料金は公式ページで確認してください。記録やセルフチェックを主目的とするアプリではありません。制限したいサービスが対象かも確認が必要です。BetBlocker同様、海外のアプリのため、日本で利用される一部サービスに対応していない場合があります。
ギャンブルをやめるアプリを選ぶ5つのポイント
- 記録・相談・アクセス制限のどれが必要か。 継続日数を記録したいのか、自分の状態を振り返って相談につなげたいのか、サイトを開く機会を減らしたいのかを先に決めます。複数の方法を組み合わせることもできます。
- 使っているギャンブルサービスを対象にできるか。 アクセス制限型でも対応範囲は同じではありません。競馬・競輪など、自分が実際に利用するサイトやアプリが対象か確認します。
- 一人で続けるか、周囲と続けるか。 自分で記録したい人、コミュニティを活用したい人、家族や信頼できる人に協力してほしい人では必要な機能が違います。相談先とつながることも選択肢です。
- 料金と無料体験は合うか。 無料、アプリ内購入、無料体験後に有料など条件が異なります。継続して使う場合の費用と、購入画面に表示される最新条件を確認しましょう。
- 使う端末に対応しているか。 iPhone・Android・PCなど、実際に使う端末で利用できるか確認します。別の端末からもギャンブルにアクセスしているなら、その経路も考慮しましょう。
「何を変えたいのか」を具体的にしてから、対象範囲や周囲の協力、料金、端末を確認して選びましょう。
ギャンブルアプリを削除するだけでは足りない場合がある
関連アプリの削除や通知の停止は、すぐにできる対策です。ただし、削除したアプリは再インストールでき、ブラウザーや別の端末から同じサービスを利用できる場合もあります。「アプリを消すこと」と「サイトやサービスへのアクセスを制限すること」は異なります。
アプリを削除してもまた開いてしまうなら、使う端末ごとのアクセス経路や、賭けたくなるきっかけを確かめてください。具体的な行動や相談先は、ギャンブルをやめたい人へ|具体的な5つの方法でも紹介しています。
NextMeは「アクセス制限型」の選択肢
NextMeは、日本で利用されるギャンブルサービスへのアクセスを減らしたい人向けのアクセス制限型アプリです。日本で企画・開発され、競馬・競輪・競艇・オートレース、スポーツベッティング、オンラインカジノなど、登録済みの対象ドメインへの通信を制限します。FX・株取引・暗号資産は必要に応じて追加でき、オンラインオリパも対象カテゴリとして案内されています。現在はiPhone向けに提供しています。
日本向けのアクセス制限型を探す場合、解除時にサポーターへ通知する機能や、ギャンブルから離れた継続日数を表示する機能も、選ぶ際の確認点になります。
7日間の無料期間後は月額980円です。これは2026年9月時点の条件で、最新情報はApp Storeの購入画面をご確認ください。登録済みドメインへの接続制限やサポーター通知の仕組みは、ブロックの仕組みで確認できます。
よくある質問
サイトをブロックするタイプと記録するタイプは何が違いますか?
記録型は継続日数や気持ちを振り返るためのものです。アクセス制限型は、対象サイトやアプリへの接続を減らすためのものです。困っていることが両方に当てはまるなら、組み合わせる方法もあります。
ギャンブルをやめるアプリは無料で使えますか?
無料で使えるアプリもあります。無料ダウンロードでもアプリ内購入があるものや、無料体験後に有料となるものもあるため、各公式ページで利用条件を確認してください。
アプリだけでギャンブル依存症を治せますか?
アプリは診断や治療の代わりにはなりません。生活、健康、仕事、家族関係、借金などへの影響がある場合や、やめたいのに繰り返してしまう場合は、専門の相談窓口や医療機関にも相談してください。本人だけでなく家族の相談先も、厚生労働省「依存症対策」で案内されています。
まとめ|何を止めたいかでアプリを選ぶ
継続日数や節約額の記録、セルフチェックと日誌、ギャンブル関連サイトへのアクセス制限では、役立つ場面が異なります。まず何を変えたいかを決め、対象サービスや周囲の協力、費用、使う端末を確かめて選んでください。
アプリは対策の一つです。必要に応じて、通知の停止やお金の管理、家族・支援機関への相談なども組み合わせましょう。
参考情報
本記事のアプリ情報は、2026年9月19日時点で次の公式ページを確認しています。
- NextMe(App Store)
- ギャンブル禁止カウンター 賭け断ちぬ(App Store)
- I Am Sober(App Store)
- 大阪府「Day See」
- BetBlocker公式サイト
- Gamban公式サイト
- 厚生労働省「依存症対策」
アプリの機能、料金、対応範囲や公的機関の情報は変更される場合があります。利用時は各公式ページの最新情報を確認してください。



